佐々木ノートから

不定期で佐々木正美先生のメッセージを掲載してまいります。

「子どもに限りませんが、人間というものは、自分で自分のことを好きになれないんです。人間って不思議なものです。自分で自分を作れない、自分で自分のイメージを持てないんです。人から好きになってもらわなければいけないんです。人から好きになってもらわなければ、人間は自分で自分のことが好きになれないんですね。不思議でしょう。人間ってそのように相互関係の中で生きているんです。
子どもは幼ければ幼いほど、1番好きになってほしい人はお母さんだと思います。お腹の中にいる時からの付き合いですから。お母さんから好きになってもらえると、子どもは自分を好きになれます。生き生きしていきます。本当ですから。今よりももっと好きになってあげると、すぐにわかります。あぁ、この子はこんなに生き生きする、元気が出る、ということがわかります」
(『佐々木ノート No.43 自分が好きですか?』より)



新型コロナによる社会の孤立と分断は、家族関係に影響を与えているとの報告があります。
子どもはかわいがられると、いい子になります。
一方で、親の期待に沿ういい子になると子どもをかわいがる人がいます。それは愛情ではなく、大人の自己愛です。
佐々木先生のメッセージが身に染みます。
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子育て協会

顧問:佐々木正美(精神科医)
代表:杉浦正明
「子どもの健全育成」「子育て家庭の支援 」「教育・保育者の研修・育成」「子どもが育つ地域社会づくり」を目的に活動、幅広い子育て支援・家族支援を行っています。本ブログでは、子育て協会からのお知らせや佐々木正美先生の書籍などをご紹介しています。

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