WEB佐々木正美研究会 vol.5
佐々木正美研究会運営メンバーによる「私と佐々木先生」第5弾を掲載いたします。
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「私と佐々木正美先生」
渡辺泉
佐々木正美先生の声を聴くとホッとする自分がいました。月に一度の佐々木ゼミでは、幼稚園からの仕事帰りに残り10分と思っても会場に駆けつけ、自分の今を振り返りました。先生のお話はいろいろだったはずなのですが、いつも同じことが響いてきていました。今も、佐々木先生の言葉をいくつか心にしまって暮らしています。
「子どもが望むことをしてあげればよいのです」
子育て中、子どもが何を感じ考えているのか…などと思う余裕はなく、ご飯を一緒に食べ、読んでほしい絵本を読んで一緒に寝るだけの日々でした。佐々木先生は特別なことをしてやらなくてよいのですと言われました。ホッとしました。子どもがしたいということを応援できる人になろうと決めました。
「どの子も特別扱い」
集団で過ごす幼稚園は、一人一人の子どもたちが育っていくためにある!と再確認…。その子が求めていることに気づき応えてやれる人になりたいと思いました。子ども時代には自分が特別に愛されていることは意識できません。ただ否定されず、受け止めてもらえていることはちゃんとわかります。自分を肯定してくれる人の存在がその先の人生を作っていく…そう信じて子どもたちに関われるようになりました。
「子どもにあきらめることを覚えさせてはいけない」
人は赤ちゃんの時からいろんなことを感じ考えていることを知りました。身辺の世話をされ言葉を交わし触れ合いながら過ごす…それがどれだけ大切なことなのか実感しています。「自分を出し受け入れてももらうことで、人を信じ自分を信じられるようになる」、そのことの大切さを伝えていきたいと思います。
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「私と佐々木正美先生」
渡辺泉
佐々木正美先生の声を聴くとホッとする自分がいました。月に一度の佐々木ゼミでは、幼稚園からの仕事帰りに残り10分と思っても会場に駆けつけ、自分の今を振り返りました。先生のお話はいろいろだったはずなのですが、いつも同じことが響いてきていました。今も、佐々木先生の言葉をいくつか心にしまって暮らしています。
「子どもが望むことをしてあげればよいのです」
子育て中、子どもが何を感じ考えているのか…などと思う余裕はなく、ご飯を一緒に食べ、読んでほしい絵本を読んで一緒に寝るだけの日々でした。佐々木先生は特別なことをしてやらなくてよいのですと言われました。ホッとしました。子どもがしたいということを応援できる人になろうと決めました。
「どの子も特別扱い」
集団で過ごす幼稚園は、一人一人の子どもたちが育っていくためにある!と再確認…。その子が求めていることに気づき応えてやれる人になりたいと思いました。子ども時代には自分が特別に愛されていることは意識できません。ただ否定されず、受け止めてもらえていることはちゃんとわかります。自分を肯定してくれる人の存在がその先の人生を作っていく…そう信じて子どもたちに関われるようになりました。
「子どもにあきらめることを覚えさせてはいけない」
人は赤ちゃんの時からいろんなことを感じ考えていることを知りました。身辺の世話をされ言葉を交わし触れ合いながら過ごす…それがどれだけ大切なことなのか実感しています。「自分を出し受け入れてももらうことで、人を信じ自分を信じられるようになる」、そのことの大切さを伝えていきたいと思います。

WEB佐々木正美研究会 vol.4
佐々木正美研究会運営メンバーによる「私と佐々木先生」第4弾を掲載いたします。
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「私と佐々木正美先生」
鈴木 惠利子
私が初めて佐々木正美先生のお話を伺ったのは40年ほど前になります。当時娘は幼稚園に行きたがらず、朝になると泣いてうずくまっていました。私は娘と息子を義母に託し、幼稚園で働いていました。この時佐々木先生のお話を伺い、娘の“泣き”の原因は私だった!と気づかされました。それから母としての姿勢を改めました。その後、佐々木先生の追っかけのようにほとんどのセミナーやゼミに参加し学ばせていただきました。学んだことは自分の子育てにはもちろん、働いていた幼稚園で、子どもたち、お母さまたち、職場の仲間たちにすぐに生かすことができました。
幼稚園で佐々木先生の講演会を開催すると、毎回大勢のお母さま方が喜んで参加しました。「母は優しいだけでいいんですね!」という喜びの声が届きました。杉浦先生にも保護者や職員の勉強会に何度もお越しいただきました。園の地域全体が子どもにやさしい地域になったと実感しました。
佐々木先生のお話からは、その時々の“今の”自分の悩みや不安にぴったりな答えがいただけます。それを基に実践すると、見事に子どもが変わってくるのです。お母さま方は安心し笑顔になります。そして、気がつけば私たち保育者自身が成長させていただいているのです。“教育は共育”ですね。
幼稚園教諭として、母、かわいい孫たちのおばあちゃん、そして保育者養成校の教員として佐々木先生と同時代に生きてこれたことに、最高の喜びと感謝の思いでいっぱいです。
佐々木正美先生がお亡くなりになって丸3年になります。コロナ禍にあって、佐々木先生なら、今何ておっしゃるだろうかといつも考えます。「どうかみなさん、目の前の子どもたちやお母さんたちの味方になってあげてください!」なんておっしゃるでしょうか。佐々木先生の優しい声を思い出しています。
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「私と佐々木正美先生」
鈴木 惠利子
私が初めて佐々木正美先生のお話を伺ったのは40年ほど前になります。当時娘は幼稚園に行きたがらず、朝になると泣いてうずくまっていました。私は娘と息子を義母に託し、幼稚園で働いていました。この時佐々木先生のお話を伺い、娘の“泣き”の原因は私だった!と気づかされました。それから母としての姿勢を改めました。その後、佐々木先生の追っかけのようにほとんどのセミナーやゼミに参加し学ばせていただきました。学んだことは自分の子育てにはもちろん、働いていた幼稚園で、子どもたち、お母さまたち、職場の仲間たちにすぐに生かすことができました。
幼稚園で佐々木先生の講演会を開催すると、毎回大勢のお母さま方が喜んで参加しました。「母は優しいだけでいいんですね!」という喜びの声が届きました。杉浦先生にも保護者や職員の勉強会に何度もお越しいただきました。園の地域全体が子どもにやさしい地域になったと実感しました。
佐々木先生のお話からは、その時々の“今の”自分の悩みや不安にぴったりな答えがいただけます。それを基に実践すると、見事に子どもが変わってくるのです。お母さま方は安心し笑顔になります。そして、気がつけば私たち保育者自身が成長させていただいているのです。“教育は共育”ですね。
幼稚園教諭として、母、かわいい孫たちのおばあちゃん、そして保育者養成校の教員として佐々木先生と同時代に生きてこれたことに、最高の喜びと感謝の思いでいっぱいです。
佐々木正美先生がお亡くなりになって丸3年になります。コロナ禍にあって、佐々木先生なら、今何ておっしゃるだろうかといつも考えます。「どうかみなさん、目の前の子どもたちやお母さんたちの味方になってあげてください!」なんておっしゃるでしょうか。佐々木先生の優しい声を思い出しています。
