WEB佐々木正美研究会 vol.3
佐々木正美研究会運営メンバーによる「私と佐々木先生」第3弾を掲載いたします。
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「私と佐々木正美先生」
竹原 ミヨ子
私が20代の初め、保育士として区の事例研修で佐々木正美先生と出逢った当時は医学的な専門用語が多く、ただ必死でメモをとるだけでした。
その後、講演会や書籍等で先生の理論を学ぶ機会が増え、少年による犯罪や事件、学級崩壊等のニュースが報道されるようになったころ、保育園でも困った子どもの姿が話題になりました。私の転勤先でも同じような姿があり、佐々木先生から助言をいただき、それからずっとゼミやセミナーに参加する大ファンになりました。
佐々木先生はいつも受講生と目を合わせ、穏やかに笑顔で、大切なことは丁寧に繰り返し話してくださいます。
園内の勉強会ではその理論を実践していきました。子どもや保護者の話をよく聞き、そのままの姿、望んでいることをまず受け入れようと職員みんなで我慢強く取り組むと、子どもにも変化が見られるようになりました。
「発達には飛び級はない。育て直しは、何歳になってもできる」、この言葉は、大人にも通じることでした。先生が大切にされていた『乳児期の早い時期に信頼関係をしっかり築く』『子どもが望んだことに充分応える』ことの大切さをたくさん経験しました。
佐々木先生が亡くなられた後も、悲惨な事件、事故、自然災害に心が痛みましたが、今は新型コロナの感染拡大により、大人も子どもも、長いこと様々なストレスを感じながら生活をしています。先生は、「ストレスは適度に必要で人間関係から感じることもあるが、ストレスを解消していくのも人間関係です。だから良い人間関係を持ちましょう」とおっしゃっていました。
佐々木先生がお元気でしたら、今どんなお話をしてくださったのでしょう。保育者として先生に出逢えて、たくさんお話が聞けたことを宝物にしています。
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「私と佐々木正美先生」
竹原 ミヨ子
私が20代の初め、保育士として区の事例研修で佐々木正美先生と出逢った当時は医学的な専門用語が多く、ただ必死でメモをとるだけでした。
その後、講演会や書籍等で先生の理論を学ぶ機会が増え、少年による犯罪や事件、学級崩壊等のニュースが報道されるようになったころ、保育園でも困った子どもの姿が話題になりました。私の転勤先でも同じような姿があり、佐々木先生から助言をいただき、それからずっとゼミやセミナーに参加する大ファンになりました。
佐々木先生はいつも受講生と目を合わせ、穏やかに笑顔で、大切なことは丁寧に繰り返し話してくださいます。
園内の勉強会ではその理論を実践していきました。子どもや保護者の話をよく聞き、そのままの姿、望んでいることをまず受け入れようと職員みんなで我慢強く取り組むと、子どもにも変化が見られるようになりました。
「発達には飛び級はない。育て直しは、何歳になってもできる」、この言葉は、大人にも通じることでした。先生が大切にされていた『乳児期の早い時期に信頼関係をしっかり築く』『子どもが望んだことに充分応える』ことの大切さをたくさん経験しました。
佐々木先生が亡くなられた後も、悲惨な事件、事故、自然災害に心が痛みましたが、今は新型コロナの感染拡大により、大人も子どもも、長いこと様々なストレスを感じながら生活をしています。先生は、「ストレスは適度に必要で人間関係から感じることもあるが、ストレスを解消していくのも人間関係です。だから良い人間関係を持ちましょう」とおっしゃっていました。
佐々木先生がお元気でしたら、今どんなお話をしてくださったのでしょう。保育者として先生に出逢えて、たくさんお話が聞けたことを宝物にしています。

WEB佐々木正美研究会 vol.2
佐々木正美研究会運営メンバーによる「私と佐々木先生」第2弾を掲載いたします。
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「私と佐々木正美先生」
井上 ま津江
『縁』って不思議ですね。私と佐々木正美先生との出会いは、もう50年前のことです。全国に先駆けて『入院児保育』を実践、小児病棟保育士の第1号と自負し約20年間勤務。その当時、故佐々木正美先生との「深き奇縁」の繋りにいたっております。
平成5年(1993年)子育て協会の発足とともに、佐々木先生の講演会には率先して参加。子どもの精神発達・親子の関わり・家庭・地域での子育ての必要性を多く学びました。
地域で開催する子育てサロンなどでは、即、佐々木先生に学んだ『人を愛する心の大切さ』を伝えます。それは、人間として最初に子どもが肌で感じるコミュニケーションだからです。
『人から愛されて、人を愛していく』。あたり前のことなのに非常に難しい関わりです。
佐々木正美先生の優しく語りかける口調は、私の耳朶に今も聞こえます。先生の全人格が優しく、質疑をする私に対して一言ずつ「そうですね!そ~です」とうなずきながら共感・共有を示し、その後に「その通りです」と、正しく確信の言葉をかけて下さいました。
子どもは周囲の大人から褒められ可愛がられて、『人に愛されている』実感を抱きます。大切な行為ですね。
今日、コロナ渦中によって親子関係のあり方が見直されていることは、貴重な社会現象と私は感じております。佐々木先生の学びに感謝です。
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「私と佐々木正美先生」
井上 ま津江
『縁』って不思議ですね。私と佐々木正美先生との出会いは、もう50年前のことです。全国に先駆けて『入院児保育』を実践、小児病棟保育士の第1号と自負し約20年間勤務。その当時、故佐々木正美先生との「深き奇縁」の繋りにいたっております。
平成5年(1993年)子育て協会の発足とともに、佐々木先生の講演会には率先して参加。子どもの精神発達・親子の関わり・家庭・地域での子育ての必要性を多く学びました。
地域で開催する子育てサロンなどでは、即、佐々木先生に学んだ『人を愛する心の大切さ』を伝えます。それは、人間として最初に子どもが肌で感じるコミュニケーションだからです。
『人から愛されて、人を愛していく』。あたり前のことなのに非常に難しい関わりです。
佐々木正美先生の優しく語りかける口調は、私の耳朶に今も聞こえます。先生の全人格が優しく、質疑をする私に対して一言ずつ「そうですね!そ~です」とうなずきながら共感・共有を示し、その後に「その通りです」と、正しく確信の言葉をかけて下さいました。
子どもは周囲の大人から褒められ可愛がられて、『人に愛されている』実感を抱きます。大切な行為ですね。
今日、コロナ渦中によって親子関係のあり方が見直されていることは、貴重な社会現象と私は感じております。佐々木先生の学びに感謝です。

WEB佐々木正美研究会
佐々木正美研究会運営メンバーによる「私と佐々木先生」を掲載いたします。
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「佐々木正美先生ありがとう」
栁田葉子
私は、将来保育者を目指す学生のための専門学校の非常勤講師をしております。 担当の科目は「乳児保育」です。
佐々木先生の勉強を始めて、20年以上にもなるかと思います。毎年行われる合宿講義・佐々木セミナー等ほとんどの講座に参加し学びました。
佐々木先生の講義は、私の授業の基本となっております。常に傍らには先生の著者を持っております。その中でも『子育てのきほん』(ポプラ社)と最近発行されました『子どもが喜ぶことだけすればいい』(ポプラ社)の2冊は、授業で学生たちに伝えたいことの参考書となっています。佐々木先生が常に話されていた「お母さん叱らないで」の言葉が私の授業の中心です。保護者から長い時間離れている子どもたちが安心して過ごせるように、優しい眼差しで保育をしてほしいと思います。子どもたちの行動には意味があるので、叱らずに見守る大切さを伝えています。
また、長野県上田市の「大きくなあれ保育園」で開催の講座では、保護者が佐々木先生の講義を受講されていらっしゃる間、神奈川から10名ほどの保育士が出向いて、保育ボランティアをしました。私たちが常に勉強している佐々木先生のお手伝いをしたいという気持ちと、園長先生の人を包み込むお人柄に触れたい思いで、杉浦先生ご夫妻とともに数回行きました。大変良い思い出になっております。
佐々木正美先生のにこやかなお顔を思い出しては、もう一度「会いたいなー」と心の中でつぶやいている私です。
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「佐々木正美先生ありがとう」
栁田葉子
私は、将来保育者を目指す学生のための専門学校の非常勤講師をしております。 担当の科目は「乳児保育」です。
佐々木先生の勉強を始めて、20年以上にもなるかと思います。毎年行われる合宿講義・佐々木セミナー等ほとんどの講座に参加し学びました。
佐々木先生の講義は、私の授業の基本となっております。常に傍らには先生の著者を持っております。その中でも『子育てのきほん』(ポプラ社)と最近発行されました『子どもが喜ぶことだけすればいい』(ポプラ社)の2冊は、授業で学生たちに伝えたいことの参考書となっています。佐々木先生が常に話されていた「お母さん叱らないで」の言葉が私の授業の中心です。保護者から長い時間離れている子どもたちが安心して過ごせるように、優しい眼差しで保育をしてほしいと思います。子どもたちの行動には意味があるので、叱らずに見守る大切さを伝えています。
また、長野県上田市の「大きくなあれ保育園」で開催の講座では、保護者が佐々木先生の講義を受講されていらっしゃる間、神奈川から10名ほどの保育士が出向いて、保育ボランティアをしました。私たちが常に勉強している佐々木先生のお手伝いをしたいという気持ちと、園長先生の人を包み込むお人柄に触れたい思いで、杉浦先生ご夫妻とともに数回行きました。大変良い思い出になっております。
佐々木正美先生のにこやかなお顔を思い出しては、もう一度「会いたいなー」と心の中でつぶやいている私です。
