おかげさまで25周年

20歳までに自殺を考えたことがある日本の若者は3割いるという報道がありました。佐々木正美先生がご存命なら、おそらく自己肯定感の低さをおっしゃるのではないでしょうか。「自己肯定感」と「基本的信頼感」は佐々木理論の根幹です。

子育て協会は本年、設立25周年を迎えることができました。これもひとえに皆さまのお力添えのおかげと、心から感謝申し上げます。微力ながら、今後も子どもと家族に寄り添う活動をしてまいる所存です。
「佐々木正美研究会」はこの6月にスタートします。活動報告等ブログなどで紹介できればと思っています。

児童虐待 その2

前回紹介の『児童虐待』(佐々木正美著/子育て協会発行)を再読された方々から、多くの感想が寄せられています。みなさん一様に先生の鋭い洞察に感嘆しておられます。さっそくB保育園から本書を使った勉強会のお誘いを受けました。

『児童虐待 ~大人の心が見える本~』(佐々木正美著/子育て協会発行)より、今回も一部抜粋してご紹介します。

子どもを虐待してしまうくらいなら、どうして子どもを手放してくれないかと思うのですが、手放せないのです。その子どもから愛が欲しいのです。児童相談所の人が、「あなたは、今は育児をするのが無理ですから、私たちに子どもを預からせて下さい」と言っても、なかなか子どもを渡してくれません。渡してくれないから不幸が起こるのです。
-中略-
そしてもう少し大きくなると、親をかばってくれるのです。児童相談所の人が訪問しても「いいママです」と言ってくれるのです。子どもも親の愛情が無性に欲しくなっています。ですから親は子どもを離せませんし、子どもも親から離れられない。


「家庭が大事」という佐々木正美先生の言葉を道しるべに、協会は子育て支援を深化させてまいります。みなさまとともに。
子育て協会

顧問:佐々木正美(精神科医)
代表:杉浦正明
「子どもの健全育成」「子育て家庭の支援 」「教育・保育者の研修・育成」「子どもが育つ地域社会づくり」を目的に活動、幅広い子育て支援・家族支援を行っています。本ブログでは、子育て協会からのお知らせや佐々木正美先生の書籍などをご紹介しています。

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