人との出会い2

東北に来ています。桜はまだ蕾状態。開花はまだまだ先のようです。本当に今年の春は寒いです。なにしろまだ冬物が売られているのですから。

さて、先日神奈川県のある市役所の方が来訪されました。3年後に定年を迎えるとのことで、ご自身の計画を話してくれました。それは不登校児のための拠点をつくるというものです。誠実な計画と楽しいアイデアをお聞きし、私も勇気をもらいました。
子どもたちのことを真剣に考える人との出会い、そして語らいは、なんと生命の躍動を覚えるのでしょう。再会が楽しみです。

人との出会い

人生を面白くする一つの方法は人との出会いでしょう。
子育て協会を訪れるお客様は皆さん、魅力たっぷりです。

日本理化学工業のKさんは誠実な営業マン。
マスコミが取り上げ、総理大臣も訪れた話題の会社です。ガラスに落書きしても雑巾で消せるクレヨン、キットパスを作りました。障がい者雇用七割というすばらしい会社です。

子育て協会でも販売の応援をさせていただいております。
今回は川崎のとある幼稚園から園児の誕生日プレゼントにとたくさんのご注文をいただきました。 協会の連絡を受け、Kさんは翌日、宅配便より早く園にお届けに行かれました。お会いするたびに“いい人、いい会社”を実感します。

直販はしていないそうなので、お尋ねは子育て協会まで。

新年度コミカレ開始!

平成22年度・第16期コミュニティカレッジ(コミカレ)が始まり、会員の皆様には『コミュニケーション春号』と『佐々木正美ノート』を発送いたしました。

今年度の『コミュニケーション』は佐々木正美先生の新連載「子どもを語る」を掲載。
『佐々木正美ノートNo.54』のタイトルは「子育てのツボ」。こころが優しくなれる内容です。子どもたちのために、両誌をお役立ていただけたら嬉しいです。

これからお申し込みを希望される方も、随時受付中です。どうぞよろしくお願いします。

お申込み方法はこちらのページを参照下さい。
http://kosodatekyoukai.blog41.fc2.com/blog-entry-14.html

子育て支援は親の友達づくり

子育て協会で刊行している『子育てアラカルト』という冊子のvol.13・あとがきに、子育て支援についてのやりとりがありますので、ご紹介したいと思います。

杉浦 子育て支援とは一言で言えば、親の友だちづくりだということを感じます。
佐々木 全くそう思います。親がいろいろな人と親しく交わらなければ、子どもも交われない。子どもを虐待するのは例外なく孤立している親です。


このところ、毎日のように虐待をはじめ、人間関係に伴う事件が報道されます。人間は結局、頼り頼られの一生のような気がします。その基盤は子どもの時代に親にどのくらい依存できたかだと佐々木先生は常々言われます。
親は子どもを宝だと思いますが、実は子どもも親を大切な宝だと思っているのですね。

子どもが安心して依存できる親でいられるように。
子育て支援者は親の支援を考えることが大切になってきました。

※『子育てアラカルト』:子どもに関わる諸問題を佐々木正美先生が答えていらっしゃいます。全20巻の人気シリーズ(vol.3は絶版)。vol.13では不登校、引きこもり、ニート、リストカット、人間関係が苦手な親などがとりあげられています。

高校生の意識調査

「日米中韓の4ヶ国中、日本の高校生は授業中に居眠りをする割合が最も高く、勉強しない生徒が最も多い」
4月7日、日本青少年研究所などによる意識調査で明らかになりました。
45%の居眠りは多いかどうか、調査は事実だけを伝えています。中国は4.7%です。このことについての言及は、いつか佐々木正美先生にお願いしてみたいと思います。

居眠りする高校生が幼児期をどう過ごしたか、調査では触れられていません。幼児期から疲れていたのでしょうか。調査では、積極的に発言しないのも日本がワーストだとあります。

以前、読売新聞の子ども欄で脳科学者の茂木健一郎さんが話されていたアドバイスをご紹介したいと思います。

一つは手が届かないくらいの大きな目標を持つ。
北極星くらい手が届かない目標を。脳は無限の可能性を持ちます。
もう一つは目標とする人を持つこと。
(茂木さんはアインシュタインを目標にしたと言います)

疲れていて消極的な日本の高校生。
生きる意欲、学ぶ意欲につながる「目標」が見つかるといいですね。

新年度

11年間アドバイザーとして関わっている子育て支援センターで新年度の人事異動があり、新旧の所長、副所長とミーティングをしてきました。クラーク博士の「ボーイズ ビー アンビシャス」を、「青年よ大志を
抱け」と訳した、札幌農大一期生、大島正健さんの出身地です。

新任の方は希望より重圧のほうが大きいんだろうなと思います。

支援のあり方とポイント、実際。
数十名のボランティアのみなさんの活動舞台、子どもが育つまちづくり、子育て大学の充実、研究機関の設置など、多岐にわたって話し合いました。

「大志とは、人々に尽すこと」と、大島正健さんのお孫さん、横浜市立大学医学部名誉教授の大島智夫さんに教えていただいたことがあります。
アンビシャス。いい言葉です。家庭にも社会にも必要とされるこころざしですね。

無縁社会

NHKの再放送をみました。追跡!無縁社会の衝撃という番組です。孤立、孤独に生きる人々の苦悩を取り上げていました。
親にも打ち明けないという都会で一人暮らしの男女。親に心配かけさせたくないのが理由です。家族がいても繋がらないというのは哀しい社会ですね。

無縁社会のビジネスも紹介していました。10分千円という電話相談です。一方的に聞いてもらいたい人が、20万円もひと月に使っているとか。どうしたら新たなコミュニケーション社会ができるか、番組は課題だと言っていました。

無縁社会とは、ひとりぽっちという孤立です。社会構造の問題もあるでしょう。家族力の希薄化も言えるでしょう。

いま、5月下旬刊行の佐々木正美先生の講義録の準備中です。この中で先生が見事に現代人の特徴、あるべき姿、生き方を話されています。無縁社会を人と人が豊かに繋がる有縁社会に変えたいですね。

満開の桜

仕事の帰り、千代田区千鳥ヶ淵の桜をパチリ。
 
満開 満開 桜は心を和ませてくれますね。

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北海道 旭川へ


旭川の真和保育園、まこと保育園の入園式。綿のような可愛い雪が祝福するかのように舞っています。

午前と午後、子育ての講演をしました。夕方は両園の保育士さんと勉強会。毎年招いていただき、8年目になります。すてきな保育者がお揃いです。

旭川はそこかしこに雪掻きの雪がおとなの背丈ほど積まれています。
春はまもなく。陽光が園舎そして新入園児を包んでいます。
子育て協会

顧問:佐々木正美(精神科医)
代表:杉浦正明
「子どもの健全育成」「子育て家庭の支援 」「教育・保育者の研修・育成」「子どもが育つ地域社会づくり」を目的に活動、幅広い子育て支援・家族支援を行っています。本ブログでは、子育て協会からのお知らせや佐々木正美先生の書籍などをご紹介しています。

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